新生児聴覚スクリーニング検査「リファー」から始まった不安な日々|ブログを始めたきっかけ【第1回】

今日から3回に分けて、私がブログをはじめようと思ったきっかけについてお話しするよー!
このブログを読んでくださっている方の中には、もしかしたら「赤ちゃんが難聴だと分かったけど、これからどうしたらいいんだろう…」と不安でいっぱいの日々を過ごしている方もいるかもしれません。
私も、最初は同じようにたくさん悩みました。
きっと「難聴」って検索して、このブログにたどり着いた方もいるんじゃないかなと思います。
分かります。だって私もそうだったから。
突然の診断で不安のどん底に突き落とされたあの日から、どんなことがあって、どのように立ち上がり、今こうやって難聴児の子育てを楽しむことができているのか。
今日は、そんな私の体験談をお話ししていきます。
難聴疑い、確定診断、そこから難聴を受け入れるまでの全3回の予定です!
長女とうこ出産
お腹の中にいたころから、「早く会いたいね」「今日も元気?」って、毎日たくさん話しかけていました。
小さな命が動くたびに、「ちゃんと聞こえてるんだね」って嬉しくなって。まさか、その子が“難聴”と診断されるなんて――あの頃の私は、思いもしませんでした。
初めての出産はとても痛くて、生まれた瞬間に思ったのは「やっと終わった…」でした(笑)。出産後はカンガルーケアをしながら処置を受け、胸の上で眠る小さな娘をぼんやり見つめていました。
「かわいいなぁ」「赤ちゃんってこんなに顔がパンパンなんだ」そんなことを考えながら、隣のコットで眠るとうこを見ていました。
新生児聴覚スクリーニング検査と『リファー』
翌日から母子同室が始まり、助産師さんがいくつか書類を持ってきました。
そこには様々な検査の申し込み用紙があり、その中に新生児聴覚スクリーニング検査も含まれていました。
わたしは、「とうこのために、受けられる検査は全部受けよう」と思い、すべての検査の申し込み用紙に迷わずサインしました。
そして迎えた、生後3日目の新生児聴覚スクリーニング検査の日。
検査を終えて戻ってきた娘に「おかえり〜」と声をかけると、助産師さんから“リファー(要再検)”と書かれた紙を渡されました。

「検査に引っかかってしまったけど、まだ赤ちゃんの耳の中に羊水が残っているのかもしれませんね。退院前にもう一度検査しましょうね!」
そう説明され、そのときは特に深く考えませんでした。
けれど、退院の日の再検査でも、結果はまた、“リファー”。
「え? また?」と心の中でつぶやきながらも、「1週間健診でまた見ましょうね」という言葉を、どこか他人事のように受け止めていました。
新生児聴覚スクリーニング検査については、当時はよく分からないまま受けていましたが、あとから仕組みや“リファー”の意味を知りました。新生児聴覚スクリーニング検査とは?リファーの意味をやさしく解説した記事はこちらから読めます。

「大丈夫」と思いたい気持ちと、不安が増えていく日々
「リファー? 難聴? うちの子が?」
そう思いながらも、「でも、たぶん大丈夫でしょ」と根拠のない自信もありました。
娘は目の前で泣いて、おっぱいを飲んで、眠っている。その姿を見ていると、「この子は元気だ」と思えて、不安を押し込めることができたのです。
そして、1週間健診。
検査の結果は、何度やっても“リファー”。
「また1ヶ月健診で検査しましょうね。」
と医師から言われ、「まだ確定じゃないんだ、ということは難聴じゃないかも!」と前向きに考える反面、再検査が続くたびに、不安は少しずつ大きくなっていきました。
それから1ヶ月健診までの日々は、
「新生児聴覚スクリーニング検査 リファー」
「難聴 確率」
「リファー 間違い」
そんな言葉を何度も何度も検索して過ごしました。
1ヶ月健診で感じた、はっきりした予感
そして迎えた、1ヶ月健診の日。
産院に来るのはこれが最後でした。
先に長女を助産師さんの元へ預けて、その間にわたしの健康チェックなどがありました。ところが、わたしの健診が終わっても、まだとうこは戻ってきません。
待合室で過ごす長い長い待ち時間。
「また、聴力検査に引っかかっているのかな」
とぼんやりと考えていると、診察室の中から、「パチン!」という手を叩く音が聞こえてきました。
その瞬間、胸の奥が静かになり、
「あ、うちの子は聞こえていないんだ」
そう、はっきり思いました。
結果は、やはり“リファー”。
医師から、「次は大きい病院での検査になること」「耳の聞こえ以外は問題ないこと」「まだ確定とは言えないから様子を見ること」などの説明がありました。
わたしは、この辺りから「もしかして本当に難聴なのかも?」と思い始め、「リファー」という言葉と向き合う日々が始まりました。
おわりに
あの頃の私は、ただ誰かに「大丈夫だよ」と言ってほしかったのかもしれません。不安と希望が入り混じり、心の中はずっとざわざわしていました。
次回は、確定診断を受けた辺りのことを書きたいと思います。
このあと、私たちは精密検査(耳鼻科でのABR検査)へ進むことになります。ABR検査・ASSR検査については、こちらの記事でそれぞれの検査の特徴などをまとめています。


ブログを始めたきっかけについての記事は、全3回の予定だよ!
次回もお楽しみに!
