補聴器

子どもの補聴器どこで買う?主要メーカーを徹底比較【リオネット・フォナック・ほか】

こんばんは!トリケラさんです!

 「子どもの補聴器って、どこで買えばいいの?」

 とうこが補聴器をつけ始めたのは、生後5ヶ月のとき。

 病院で「補聴器を作りましょう」と言われたとき、補聴器という“ひとつの製品”があるのだと思っていました。

 でも実際は、メーカーごとに特徴があり、“どのメーカーの、どの型を選ぶか”を親が決める必要があるんです。

  • 子どもの補聴器は、病院と連携した補聴器専門店で購入するのが基本
  • メーカーによって特徴が大きく異なり、成長や環境に合わせた選び直しも必要
  • 安全性・機能性・デザイン性を比較して、子どもに合った1台を選ぼう

  最初のころは、私も「補聴器を買えばいいのか。じゃあメガネ屋さんに行けばいいのかな?」と思っていました。

 実はメガネ屋さんにも補聴器は並んでいますが、それは大人の軽い聞こえにくさ向けの製品が多く、医師の診断や助成制度の対象にはなりません。

 子どもの補聴器は、病院と連携している補聴器専門店で作る必要があります。

 耳の状態や聴力に合わせて細かい調整を行うため、資格を持つスタッフがいるお店でしか扱えないんです。

主要メーカーの特徴を比較してみよう

 補聴器にはいくつかのメーカーがあり、それぞれに強みがあります。

 ここでは、とうこが実際に使った「リオネット」と「フォナック」を中心に、子ども向け視点で違いを比べてみます。

リオネット(日本)

 日本のメーカーで、病院や補聴器専門店との連携がとても強いブランドです。

 安心感があり、修理やサポートも丁寧。

 初めて補聴器を使う小さな子どもにも向いています。

 リオネットの耳かけ型補聴器にはチャイルドロック付き電池ケースがあり、電池の誤飲事故を防ぐ安全設計になっています。

 小型モデル(HBシリーズなど)も豊富で、乳幼児期に使いやすいサイズ感です。

 ただし、Bluetooth対応機種や学校用マイク(ロジャー)との連携は限定的。

 静かな環境では強いけれど、教室のような騒がしい場所ではやや聞き取りづらいこともあります。

フォナック(スイス)

 フォナックはスイスのメーカーで、世界中の教育現場で使われているロジャーシステムを開発した会社です。

 そのため、フォナックの補聴器は学校での学習サポートと相性が抜群。

 Bluetoothやアプリ操作にも対応しており、子ども用専用アプリ「myPhonak Junior」を使えば、保護者がスマホから音量やモードを簡単に調整できます。

 カラー展開もとても豊富で、14色以上+Mix&Match機能で好きな色を選べます。

 さらに、充電式モデルや安全ロック付き電池ケースもあり、誤飲リスクを減らしながら快適に使えるのが特徴です。

リオネットとフォナックの違いをまとめてみよう

比較項目 リオネット フォナック
Bluetooth対応 一部機種のみ 多くの機種が対応(スマホ・タブレット連携◎)
アプリ操作 専用アプリなし my Phonak/my Phonak Juniorで音量・モード調整可能
教育支援機能(ロジャー) 非対応 ロジャーシステム完全対応
音質の特徴 日本語音声に最適化、静かな環境に強い 騒がしい環境で先生の声を聞き取りやすい
サイズ・デザイン 小型・軽量モデルあり(HBシリーズなど) 子ども専用Skyシリーズあり
カラー展開 ベーシック(ブラウン・レッドなど) 14色以上+Mix/Matchで組み合わせ自由
電池の安全性 チャイルドロック付き電池ケース(誤飲防止) 安全ロック標準搭載+充電式モデルあり
充電式モデル 一部あり(成人向け中心) 多数ラインナップ(電池交換不要)
サポート体制 国内メーカーで修理・メンテが早い 国内代理店が対応(店舗によって差あり)
おすすめ時期 乳幼児期・補聴器デビュー向け 学齢期・ロジャー仕様を見据える時期に◎

◆シンプル重視ならリオネット

 →  小型で扱いやすく、チャイルドロック付きで安全

◆機能性・将来性重視ならフォナック

 →  ロジャー対応・充電式・Bluetoothなど最新技術が揃う

まとめ

 初めての補聴器選びは、不安や迷いがたくさんあります。

 でも、メーカーの特徴を知ることで「うちの子にはどんな環境が合うか」が見えてきます。

 安心・安全・使いやすさを重視するならリオネット、将来の学校生活やロジャー使用を見据えるならフォナック。

 補聴器は、聞こえを助けるだけでなく、子どもの世界を広げる小さなパートナーです。

 焦らず、専門家と一緒に、親子で“ぴったり”の1台を選んでいきましょう!

いつか喜んで着けてくれるようになるといいね!