とうこー!今日は補聴器屋さんに行くよー!

やったー!補聴器屋さん楽しみー!

 子どもの補聴器は、毎日の汗や皮脂、耳垢、そして耳の成長によって状態が変わりやすく、知らないうちに聞こえの質が落ちてしまうことがあります。

 今日、わたしも子どもたちを連れて補聴器専門店に行き、メンテナンスをしてもらいました。

 専門店では、家庭ではできない超音波洗浄や乾燥処理、チューブ交換、フィッティング調整まで行ってくれます。

 わずか30分ほどの作業でしたが、見えない部分の汚れや音漏れをしっかり整えていただき、改めてプロに診てもらうことの大切さを感じました。

 この記事では、今日のメンテナンスの流れと、家庭でできる補聴器ケアのポイントをわかりやすく解説します。

  • 子どもの補聴器は、定期メンテナンスで聞こえの質を保つことができる
  • 清掃・乾燥・チューブ交換・調整など、家庭でできないケアが専門店で受けられる
  • 約30分のメンテナンスで、トラブル予防と快適な装用につながる

補聴器専門店でのメンテナンス内容(実際の流れ)

① 補聴器を預けて状態チェック

 最初に補聴器を預け、マイク穴やベントの汚れ、音の出方などを確認してもらいました。

② 超音波洗浄で細かな汚れを除去

 家庭では落としきれない細かな汚れを、専用の超音波洗浄で徹底的に洗浄してもらいました。

③ 専用の乾燥処理

 短時間で内部までしっかり乾燥できる機械にかけてもらい、冬の電池トラブルや湿気対策にもつながります。

④ 成長に合わせてチューブ交換

 耳の成長によってチューブが短くなり、装着時に痛みが出ることがあります。

 今日は新しい長さのチューブに交換してもらい、装着感が良くなりました。

⑤ 聴力検査のデータを元にフィッティング調整

 最近の聴力検査の結果を見せると、そのデータを使ってパソコンで出力や周波数バランスを微調整してくれました。

 調整では、子どもの聞こえを示すdB(デシベル)の理解がとても重要になります。

 dBの意味や数値の見方はこちらで詳しく解説しています。

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 また、補聴器の調整によって聞こえの質は大きく変わりますが、補聴器にもできることと限界があります。

 詳しくはこちらの記事にまとめています。

補聴器をつけても全部の音は聞こえない!|子どもの“聞こえ”の限界をわかりやすく解説

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⑥ 装着してみたらハウリングが発生し再調整

 装着後にわずかにハウリングが発生したため、耳の形や音漏れを確認しながら再調整してもらいました。

⑦ フィッティング音を流して最終チェック

 専用のフィッティング音を流し、音漏れの有無やハウリングの状態を最終確認しました。

⑧ 冬は電池寿命が短くなるという説明

 空気が乾燥する冬は電池の消耗が早くなるとのことで、交換頻度が少し増えると教えていただきました。

家庭でできる補聴器ケアのポイント

① 毎日、乾燥ケースに入れる(今日から再開)

 補聴器は湿気に弱いため、毎日の乾燥が基本ですが、わたしは最近少しサボり気味で、家族も乾燥ケースに入れていませんでした。

 専門店で冬は電池が消耗しやすいことを聞き、帰りに新しい乾燥機能付きのケースを購入しました。

 今日からまたしっかり乾燥させる習慣に戻すことにしました。

② やわらかい布で表面をふく

 マイク周りの汚れは音質に影響するため、優しくふき取るだけでも効果があります。

③ チューブの状態をときどきチェック

 硬くなったり、成長で短くなったと感じたら早めに交換の相談をします。

④ ハウリングが増えたら専門店へ

 音漏れやフィットのズレなど原因がさまざまなため、無理に使わず専門店で確認してもらうのが安心です。

⑤ 聴力検査のデータは保管して持参する

 調整のときに役立つため、最新のオージオグラムは必ず持参しています。

まとめ

 専門店でのメンテナンスでは、超音波洗浄や乾燥処理、チューブ交換、フィッティング調整など、家庭ではできない専門的なケアを短時間で行っていただきました。

 補聴器は子どもの成長や季節によって状態が変わりやすいため、定期的に専門店で点検を受けることが、聞こえの質を保つうえで大切です。

 また、家庭での乾燥や日々のお手入れを続けることで、補聴器がより安定して働き、子どもが安心して生活できる環境を整えられます。

 もし最近、聞こえにくさやハウリングが増えたと感じることがあれば、一度専門店に相談してみてください。

 小さな調整だけでも、子どもの聞こえが大きく安定することがあります。

補聴器屋さんとはこの先も長い付き合いになるから、定期的に行くことを習慣化しようね!

 今日はとうこと2人で遠くの補聴器屋さんまでお出かけする日になりました。

 難聴児とのお出かけの必需品については、こちらの記事で紹介しています。

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