もう買った?2026年はカレンダーで日常を療育に |Amazonで買える難聴児におすすめのカレンダー8選

来年のカレンダーもう買った?
難聴児育児では、聞こえの支援だけでなく、日付や曜日といった「時間の情報」をどう伝えるかも大切になります。
健聴児は、テレビや園・学校の放送などから、日付や曜日を自然に耳にしています。
一方で難聴児は、そうした音の情報を偶然に拾うことが難しく、意識して伝える工夫が必要なことがあります。
療育先でも、日付や曜日を「目で確認できる形」で伝えていくことの大切さを教えてもらいました。
そこで我が家では、毎日使うカレンダーを活用し、家でできる療育につなげています。
この記事では、2026年に向けて、難聴児におすすめのカレンダーを8点紹介します。
- 難聴児育児では、日付や曜日、季節といった時間の情報を「意識して目で伝える」ことが大切
- カレンダーは予定管理だけでなく、日常を療育につなげるための道具になる
- 日めくりと壁掛けを使い分けることで、「今日」と「今月の見通し」を分かりやすく伝えられる
Contents
難聴児育児でカレンダーを選ぶ3つのポイント
① 日付と曜日が一目でわかること
難聴児にとって、日付や曜日は音から自然に入ってくる情報ではありません。
だからこそ、文字が小さすぎたり、装飾が多すぎたりせず、日付や曜日がはっきり見えるカレンダーを選ぶことが大切です。
「今日は何日?何曜日?」を、毎日目で確認できることが第一歩になります。
② 季節や行事が視覚的に伝わること
カレンダーは、予定を管理するだけでなく、季節の移り変わりを知るための道具にもなります。
イラストや写真、月の呼び方などが入っていると、「今はどんな季節か」「どんな行事があるか」といった会話につながりやすくなります。
言葉だけで説明するのが難しい内容も、視覚情報があることで理解しやすくなります。
③ 予定を書き込めて会話につながること
予定を書き込めるスペースがあると、「今日は病院」「明日はお休み」など、先の見通しを一緒に確認できます。
終わった予定を振り返ることもでき、時間の流れを実感しやすくなります。
予定を共有すること自体が、親子のコミュニケーションにもつながります。
難聴児は、音から偶然に情報を得ることが難しいため、視覚的なヒントを使って理解を助けることが大切だと言われています。
見える化の考え方については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
日めくりカレンダー3選:日付と曜日を毎日確認できる
日めくりカレンダーという選択
え?日めくりカレンダー?と思いましたか?
実は、難聴児育児では、日付や曜日を「毎日」「意識して」目に入れることがとても大切だと療育先で教えてもらいました。
健聴児は、テレビや園・学校の放送などから、日付や曜日の情報を自然と耳にしています。
一方で難聴児は、そうした音の情報を偶然に拾うことが難しいことがあります。
日めくりカレンダーは、「今日は何日」「今日は何曜日」を毎日必ず確認できる仕組みをつくれるのが大きなメリットです。
朝にめくる、声に出して確認する。
その積み重ねが、時間の感覚や言葉の理解につながっていきます。
ここから、難聴児育児の中で使いやすいと感じた日めくりカレンダーを3つ紹介します。
① シンプルで見やすい日めくりカレンダー
新日本カレンダー 2026年 カレンダー 日めくり 6号型日めくりカレンダー(6号) 185×120mm NK8006
- 【サイズ】18.5×12cm
- 【掲載暦情報】元号あり・六曜・旧暦・十干・十二支・二十四節気・九星・選日・雑節・二十八宿・行事・格言・標語・その他
- 【枚数】約380枚綴り
- 【特長2】B6サイズの日めくり
- 【特長2】ご家庭で使いやすいコンパクトサイズ
この日めくりの特徴
日付と曜日が大きく表示されており、情報がとてもシンプルな日めくりカレンダーです。
毎日めくることで、「今日は何日か」を必ず目で確認できます。
この日めくりを選んだ理由
難聴児は、日付や曜日を音から自然に覚えることが難しいため、まずは余計な情報がなく、日付と曜日だけに集中できるものが必要だと感じました。
基礎を落ち着いて伝えたい時期には、シンプルさが一番だと思っています。
こんなご家庭に向いています
日付や曜日の理解を、これから少しずつ育てていきたいご家庭。
まずは「今日が何日か」を毎日確認する習慣をつくりたい場合に向いています。
② 月の満ち欠けが学べる「月と暦」の日めくりカレンダー
新日本カレンダー 2026年 カレンダー 日めくり 月と暦 NK8812
- 【商品サイズ】175×95×25mm
- 【パッケージサイズ】210×120×25mm
- 【枚数】380枚
- 【仕様】金具製本、紙スタンド付き
- 季節の移り変わりが楽しめる日めくりカレンダー
この日めくりの特徴
日付とあわせて、月の満ち欠けが視覚的に分かる日めくりカレンダーです。
毎日めくることで、月の形の変化も一緒に確認できます。
難聴児育児でおすすめな理由
日付だけでなく、月の満ち欠けを視覚的に言葉と結びつけて伝えやすくなります。
「今日は三日月だね」など、会話のきっかけを作りやすいのも特長です。
こんなご家庭に向いています
日付だけでなく、「月にも変化がある」ということを一緒に伝えたいと感じました。
月の満ち欠けが見えることで、三日月や満月といった言葉を、実感と結びつけて伝えやすくなります。
視覚から自然や時間の流れを感じられる点を重視しました。
③ ディズニー卓上日めくりカレンダー
ディズニー/日めくり TD-30020 2026年 カレンダー 壁掛/卓上 両様 CL26-1070
- 使用時サイズ:13×15サイズ
- 枚数(ページ数):317枚
- 壁掛 / 卓上
- (C)2025 Disney (C)2025 Disney/Pixar
この日めくりの特徴
子どもたちが大好きなディズニーキャラクターのイラストが入っており、子どもが親しみやすい日めくりです。
毎日めくること自体が楽しみになりやすい作りです。
難聴児育児でおすすめな理由
日付や曜日の理解以前に、「毎日めくる」という行動を習慣にすることが大切だと感じました。
毎日変わるディズニーキャラクターがいることで、子どもが自分から日めくりに触れやすくなり、確認する流れを生活に取り入れやすくなります。
こんなご家庭に向いています
日めくりを習慣にすることが難しいと感じているご家庭。
まずは「自分からめくる」きっかけを作りたい場合に向いています。
日めくりカレンダーを使うときは、めくりながら声に出して確認したり、「今日は〇日だね」と会話にしたりすることも大切です。
難聴児への日常の声かけについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
難聴児への声かけの工夫5選|家庭でできる“伝わる”コミュニケーション
月間カレンダー5選:月全体の見通しをつくる
月間カレンダーという選択
日めくりカレンダーが「今日」を確認するための道具だとしたら、月間カレンダーは「今月の見通し」を持つための道具です。
難聴児にとって、予定や行事を事前に知ることは安心につながります。
「いつ」「何があるのか」を目で確認できることで、気持ちの準備がしやすくなります。
月間カレンダーは、月の流れや曜日の並びを一目で確認できるのが特長です。
予定を書き込み、何度も見返すことで、時間の感覚や生活のリズムをつかみやすくなります。
ここからは、難聴児育児の中で使いやすいと感じた月間壁掛けカレンダーを5つ紹介します。
④ 季節のイラストが描かれた壁掛けカレンダー
新日本カレンダー 2026年 カレンダー 壁掛け ひだまり歳時記 年表付 NK68
- 【サイズ/用紙/厚さ】46/4切・13枚(535×380mm)/特殊紙90kg
- 【掲載暦情報】元号あり・六曜
- 【仕様】壁掛け
- ハンコのような風合いの季節のかわいいカレンダー
- 暦情報サイトに繋がる二次元コード付き
このカレンダーの特徴
その月の季節を感じられるイラストが描かれている壁掛けカレンダーです。
日付や曜日とあわせて、季節の様子を視覚的に確認できます。
このカレンダーを選んだ理由
難聴児は、季節の言葉を音から偶然に覚えることが難しいため、「今はどんな季節か」を目で確認できることが大切だと感じました。
イラストがあることで、季節の語彙を増やしやすく、会話も自然に広がります。
こんなご家庭に向いています
季節の言葉や行事について、日常の中で少しずつ伝えていきたいご家庭。
カレンダーを会話のきっかけとして使いたい場合に向いています。
⑤ 家族の予定が書き込めるファミリーカレンダー
新日本カレンダー 2026年 カレンダー 壁掛け アニマルファミリーカレンダー 年表付 NK31
- 【サイズ/用紙/厚さ】46/4切・13枚(535×380mm)/上質70kg
- 【掲載暦情報】六曜・二十四節気・雑節
- 家族のスケジュール管理が一目瞭然
- 前後々月の3ヵ月の見出し付き
- 毎月可愛い動物たちが登場
このカレンダーの特徴
家族の予定を5人分まで書き込めるファミリー壁掛けカレンダーです。
一般的なカレンダーと同じ横の曜日の並びで、月の流れが分かりやすくなっています。
このカレンダーを選んだ理由
ファミリーカレンダーの多くは縦に1日から31日まで並ぶタイプですが、それだとは曜日の感覚が育ちにくいと感じていました。
曜日は横の流れで理解するものなので、普通のカレンダーと同じ並びのものを選びました。
家族の予定を一緒に見ることで、見通しも持ちやすくなります。
こんなご家庭に向いています
家族全員の予定を、分かりやすく共有したいご家庭。
曜日の流れを大切に伝えたい場合に向いています。
⑥ かおりんごむしさん描き下ろしこどもカレンダー
JTBのカレンダー 4~6歳さん はじめてのカレンダー 2026
- サイズ :縦255mm×横340mm (開いた時のサイズ : 縦510mm×横340mm)
- 壁掛け/月めくり/祝日、イベント、前後月、2027年のカレンダーも掲載
- 大きく見やすいふりがなつき
- こどもの生活に合わせた月曜はじまり
- 書き込みやすく、消しやすい紙を使用。メモ欄も
- 「かおりんごむし」さんの描き下ろしイラストでほっこり
- 2026年版は「吊り下げ穴の補強用シール」付き
このカレンダーの特徴
Instagramで育児絵日記を描いていらっしゃるかおりんごむしさん描き下ろしのカレンダーです。
曜日や日付にふりがなが付いており、サイズも大きい壁掛けカレンダーで、月ごとのイラストもあり、子どもが親しみやすい作りです。
このカレンダーを選んだ理由
曜日や日付を「自分で読み取れる」ことを大切にしたいと思いました。
ふりがながあることで、読みの負担が減り、子どもが「自分のカレンダー」として大切にしやすくなります。
大きくて見やすい点も、日常使いしやすい理由です。
こんなご家庭に向いています
文字を読むことにまだ不安がある時期のお子さんがいるご家庭。
子ども主体でカレンダーを使ってほしい場合に向いています。
⑦ 月の呼び方が学べる月暦の壁掛けカレンダー
- 【商品サイズ】373×254×3mm
- 【パッケージサイズ】413×269×3mm
- 【枚数】13枚
- 【仕様】紙製本
- 季節の移り変わりが楽しめる壁掛けカレンダー
このカレンダーの特徴
先ほど紹介した「月と暦の日めくりカレンダー」の壁掛け版です。
月の呼び方や月の満ち欠けが分かる壁掛けカレンダーです。
1か月全体の流れを、自然の変化とあわせて確認できます。
このカレンダーを選んだ理由
日付や曜日だけでなく、「今の月には名前がある」ということも伝えたいと感じました。
月の呼び方を知ることで、時間の流れや季節への理解が深まり、言葉の世界を広げるきっかけになります。
こんなご家庭に向いています
時間や季節の概念を、言葉と一緒に伝えていきたいご家庭。
自然や暦に興味を持ってほしい場合に向いています。
⑧ 日本の四季を写真で感じられる壁掛けカレンダー
2026 美しい日本の四季 うつろう彩り、残したい原風景カレンダー〈美しく、どこか懐かしい情景集めました〉
- 壁掛け/月めくり
- 六曜、二十四節気、雑節、朔望(月相)、イベント、前後月掲載
- 6週月の月末も予定が書き込める6週表示デザイン
- 色にこだわった高演色・広色域「Lastacie(ラスタシエ)」印刷
- 縦30cm×横40cm(展開時60cm×40cm)の大判サイズ
- 上部に壁掛け用のパンチ穴あり
このカレンダーの特徴
日本の四季を写した写真が使われている壁掛けカレンダーです。
季節ごとの風景を、写真から具体的に感じ取れます。
このカレンダーを選んだ理由
難聴児は健聴児に比べて言葉が入りにくく、滝や雪景色などの言葉は、実際に見に行かないと覚えにくい言葉だと感じています。
写真があることで、実体験がなくてもイメージしやすくなり、季節の言葉を広げることができます。
視覚から多くの情報を受け取れる点を重視しました。
こんなご家庭に向いています
四季の言葉や風景を、視覚的に伝えたいご家庭。
写真から得られる情報や経験を言葉につなげるサポートとして使いたい場合に向いています。
まとめ
難聴児育児では、聞こえの支援と同じくらい、日付や曜日、季節といった時間の情報をどう伝えていくかが大切になります。
特別な教材を用意しなくても、毎日目にするカレンダーを少し工夫するだけで、日常そのものを療育につなげることができます。
日めくりカレンダーで「今日」を確認し、壁掛けカレンダーで「今月の見通し」を持つ。この積み重ねが、時間の感覚や言葉の理解、安心感につながっていきます。
ご家庭やお子さんの様子に合ったカレンダーを選び、無理のない形で取り入れてみてください。
トリケラ家の来年のカレンダーは「月と暦の日めくりカレンダー」と「かおりんごむしさんのこどもカレンダー」にしたよ!
一緒に日常を療育につなげていこうね!













